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天竜川の葦 撮影日:2008年10月17日 撮影:管理人秋の川原の葦原 撮影日:2008年10月17日 撮影:管理人天竜川 撮影日:2008年10月17日 撮影:管理人いよいよ11月。晩秋を迎え、飯田地方も木々が色付き始めたが、このところの朝晩の急激な冷え込みが、すぐそこまで来ている冬の存在を強く感じさせるようになってきた。ようやく下がり始めた灯油の価格状況を横目で覗いながらも、そろそろ暖房機の準備が必要と感じている今日この頃である。
掲載の画像は、「天竜川」の川原の風景。我が南信を縦に通りぬけて、静岡県を経て海に達する一級河川である。住んでいる地域から少々離れていることもあり、普段、あまりここまで来ることはないのだが、出かけたついでに、久々に立ち寄ってみた。 - 続きを読む -

棚田のある風景 撮影日:2008年9月22日 撮影:管理人棚田のある風景 撮影日:2008年9月22日 撮影:管理人早いものだ、10月も10日以上が過ぎた。まるで、自然が帳尻合わせをするように、先日までの、秋を通り越したような寒々とした気候から、安定した穏やかな秋晴れの日が続いている。久々に外に出てみれば、近隣に点在する田んぼは、すでに稲刈りを終えたところが多くなっていた。
写真は、このブログの前身でもある「今日の一枚」の頃から、幾度となく載せてきた棚田である。今年は、春先からの体調不良もあり、なかなか撮影に行くことができなかった。先月の下旬になるが、外出ついでにとちょっとだけ寄ってみた。
久しぶりに目にしたその田には、すでに黄金に色付き始めた稲穂が頭を垂れ、収穫間近の様子である。しかし、よく見てみると、下段の三枚ほどの田に稲がない。人手が足りなかったのか、耕された様子もなくやや荒れた状態となっている。今年のみのことなのか、来期が気になるところである。 - 続きを読む -

白花露草(しろばなつゆくさ) 撮影日:2008年9月14日 撮影:管理人白花露草(しろばなつゆくさ) 撮影日:2008年9月14日 撮影:管理人10月である。衣替え(ころもがえ)となる。この風習、平安時代に宮中の夏服と冬服を切り替える“更衣(こうい)”と呼ばれる行事が始まりとされている。当初は、中国に倣い4月1日と10月1日に行なわれていたが、明治以降、今でいう国家公務員の、夏服と冬服を替える日を定めたことから、現在の6月1日と10月1日が衣替えの日として定着したようである。なお、南の沖縄では、気候の違いからか5月1日と11月1日が切り替え日となる。
掲載の写真は露草(つゆくさ)。別に衣替えをしたわけではないと思うが、花が純白である。山麓公園内で見つけたものだが、昨年までここでは見かけなかった。白花露草(しろばなつゆくさ) 撮影日:2008年9月14日 撮影:管理人露草の変種といわれているが、一説によれば、除草剤などの影響で脱色するように色が薄くなり、やがて白くなるという。実際、この辺りでは色褪せたように色の薄い露草を頻繁に見かける。山の麓とはいえ、人の手の入った公園内である。当然、除草剤の使用もあり得るが、せっかく見つけた野草の風体がその影響かと思った時、なんとも複雑な気分にさせられたのは確かである。
この地球上、植物・動物を問わず自然環境の変化で、それに順応するように変種と呼ばれるものが登場する。それを進化と呼ぶこともあるが、人の撒いた除草剤により変化したこの露草は、何に、どう順応しようとしたのだろうか。その一説が正しいならば、私には薬害のように思えるのだが。
多分、この露草も結実し子孫を増やすはずである。その子孫も同じように白花になるのだろうかと、少々気にかかる。
「露草(つゆくさ)」。ツユクサ科ツユクサ属の多年草。その色から「藍花(あいばな)」、「青花(あおばな)」、「月草(つきくさ)」とも呼ばれるが、当然それは白花種には通じない名である。

秋海棠(しゅうかいどう) 撮影日:2008年9月7日 撮影:管理人秋海棠(しゅうかいどう) 撮影日:2008年9月7日 撮影:管理人猛暑が続いた今年だが、9月も終わりに近づき朝晩の気温も20℃をかなり下回るようになってきた。日中との気温の差もあるのか、朝夕など半袖ではやや寒いと感じる飯田地方である。
昨今、益々都市化の進むこの地方だが、それでも点在する田んぼには、黄金色に色付いた稲穂が頭を垂れ、早い所ではすでに稲刈りを終えているところも見受けられる。山の麓の公園辺りも、まだ紅葉には至らないものの、草木は夏の力強い色から少し“くすみ”を見せ始めている。野も山も、少しずつだが秋の気配が感じられるようにはなってきた。ただ、このところの急激な気温低下は気にかかるところ、予想では明日の最低温度は10℃という。まだ9月を思うと、やはり気候の異常は否めない。
掲載の写真は「秋海棠(しゅうかいどう)」。山麓公園近くの林の中で見つけたもの。思いのほか古くから存在する植物のようで、江戸時代の初期に中国東南部から観賞用として持ちこまれたとされている。元々は温かい地方の植物だが、この山間に根付くところを見ると、結構寒さには強いのだろう。関東以西などを中心にかなり自生しているということだ。雌雄別花らしく、萼片が大きく開き、中心に黄色い花芯が見える方が雄花である。
面白いことにこの植物、結実はするもののその種子は地面に落ちても発芽することがない。その代わりという訳ではないのだろうが、葉の付け根にできる「むかご」が落ち、それによって繁殖するようだ。また、挿し木・挿し葉でも簡単に増やすことができるということだが、園芸用として庭などに多く植えらるのはそんな理由もあるのかもしれない。
「花海棠(はなかいどう)」と花の色が類似し、秋に咲くことからその名が付いたということだが、我が心の中にある秋のイメージとは少々食い違うように思うのはその花の色の成せる業なのか。
江戸時代に中国南部から渡来し、日本の秋を見つづけてきたこの花、変わりつつある気候の中、己に付いた“秋”が失われつつあるのをどう感じているのだろう。
和名を「秋海棠(しゅうかいどう)」。シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の多年草。学名は「Begonia evansiana」となる。

蔓豆(つるまめ) 撮影日:2008年9月7日 撮影:管理人蔓豆(つるまめ) 撮影日:2008年9月7日 撮影:管理人7日の日曜日、久しぶりに山麓辺りを散策。川原の近くにマメ科らしい花を見つけた。以前、今日の一枚の時に載せた「かす間草」より、花はやや大きく、蔓(つる)は結構太い。毎度のことではあるが、まだ名を知らぬ野草を見つけることは結構嬉しいものである。早速カメラに収めネットにてその名を調べることにした。
一昨年になるかと思うが、このブログ「盆地に吹く風」で、「藪蔓小豆(やぶつるあずき)」という、小豆(あずき)の原種と思われるものを載せたことがあるが、これは大豆(だいず)の原種ということである。名は「蔓豆(つるまめ)」。蔓豆(つるまめ) 撮影日:2008年9月7日 撮影:管理人
大豆といえば、今やアメリカ産が大半を占める我が国だが、当然、そのルーツが気になるところ。調べたところでは、満州・シベリア説と中国華南説とあるようだ。実際、正確のところは分からないらしいが、日本へは弥生時代に水稲とともに伝来してきたといわれている。ともあれ、主に東アジアで栽培され始めたのは確かのようである。
味噌・醤油・豆腐と、我が国ではその利用頻度の高い大豆。その自給率が5%程度しかないことは、昨今の報道などにより誰しも知り得るところとなったが、その原種と思われる野草が、まだ、この国の草むらに存在しているのは、なんとも皮肉なものである。
蔓豆(つるまめ)、わが国をはじめ、朝鮮半島・中国に分布しているマメ科ダイズ属の一年草となる。

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